小楠と小説「竜馬がゆく」

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司馬遼太郎の小説「竜馬がゆく」で、竜馬に小楠はどのように関わっているのか、まとめてみました。読みすごしもあるかと思いますが、ご指摘いただければありがたいです。

引用本 文春文庫「竜馬がゆく」 著者:司馬遼太郎 発行所:文藝春秋社 1999年6月第4刷

5巻

(P7)
「長州藩は幕府に対して爆発するのではないか」
 といううわさをきいたのは、竜馬が熊本にいるころである。長州とともに、浪士たちも暴動に立ち上がるともいう。
 竜馬はこのため急ぎ帰東の旅にのぼった。

元治元年(1864)2月 外国による長州攻撃の調停役として、勝海舟が長崎へ派遣され龍馬らも随行する。
2月20日 長崎への途中、龍馬、勝の使者として、四時軒に小楠を訪ねる。
4月6日 長崎の帰りに、龍馬、熊本の四時軒を再度訪問。小楠のおい左平太ら3名を神戸操練所塾生として、勝海舟の弟子入りさせている。
7月 京都で、長州藩と幕府軍の間で激しい戦いが繰り広げられた禁門の変が起こる。

(P312)
 西郷は、
「坂本サンは、ワシントン翁がお好きじゃとききましたが、私にも話して賜ンせ」 といった。
(中略)
 竜馬は、自分がきき知っているかぎりのワシントン伝を語り、西郷は熱心にきいた。ふたりとも、日本の現実と思いあわせて深い共感をこの異国の英雄にもっていたのであろう。

アメリカの初代大統領ワシントンは、小楠や龍馬にとって理想の指導者だった。ワシントンのことは咸臨丸で渡米した勝海舟から聞いていた。ワシントンの子や孫たちが、大統領の職を継ぐことなく暮らしていることに感銘を受け、徳川幕府の存続が第一の日本の政ごとを早く終わらせなければならないと考えていた。