小楠と小説「竜馬がゆく」

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司馬遼太郎の小説「竜馬がゆく」で、竜馬に小楠はどのように関わっているのか、まとめてみました。読みすごしもあるかと思いますが、ご指摘いただければありがたいです。

引用本 文春文庫「竜馬がゆく」 著者:司馬遼太郎 発行所:文藝春秋社 1999年6月第4刷

6巻

(P28)
 幕臣の勝海舟もそうだし、大久保一翁もそうだった、熊本にすむけたはずれの合理主義的な政治思想家の横井小楠もそうだったし、越前福井藩の大殿様の松平春嶽もそうだった。かれらは、
「竜馬愛すべし」
 といって、さまざまなことを教えた。竜馬には、それをさせる独特の愛嬌があった。

坂本龍馬は、好奇心が強く、人の話をよく関心を抱く人物であった。そして、龍馬の自由な発想力と行動力は、龍馬と交流を持つた人々にかわいがられた。行動すれば、物議を醸しだし、その行動を制限された小楠は、うらやましくも思ったし、その行動力に期待していたのではなかろうか。

(P44)
 竜馬は、鹿児島にゆくために大阪天保山沖から、薩摩藩の汽船胡蝶丸に乗った。
 手帳によると
  4月25日阪(大坂)ヲ発ス
  5月朔、麑府(鹿児島)ニ至ル
 とある。

慶応元(1865)年 5月1日 鹿児島西郷宅に逗留。薩長同盟について、薩摩の人たちと意見を交わした。
5月19日 薩摩の帰りに、四時軒に横井小楠を訪ねる。 三度目の訪問であった。薩長同盟について議論したが、長州の評価で考えの違いがあった。
5月24日 太宰府延寿王院で、長州と関係が深い三条実美に謁見。薩長同盟について話し合ったと思われる。